2014年01月22日

採暖と暖房

このちがい、意外と知られていない。

採暖とは、寒い部屋で肉体の一部のみを温めるやり方であり、部屋全体を温める暖房とは異なる。

エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」の利用者へ実施したアンケート結果を元に、「都道府県別こたつ保有率ランキング」を公開した。同調査は2012年12月~2013年1月にかけて、同サイトを利用の上、実際に引越しをした人を対象にインターネットアンケートにて実施。回答者の中から、無作為に5,000サンプルを抽出した。

約42%の保有率で1位となったのは福島県だった。同サイトが調査した、こたつ保有率の全国平均は24.27%。その数値を大きく上回る結果となった。また、単身・家族で分けた場合、福島県の家族世帯は48.57%の保有率と、約2世帯に1世帯が保有している計算になった。

同調査で、北海道は46位。同社では「北海道では、こたつよりも室内全体が温まる暖房器具を多用しているようだ」としている。対する沖縄県は47位で、予想通りの順位。しかしその保有率は意外にも高く、単身でも5%を超えていた上、家族では12%と、10世帯に1世帯以上が保有している結果となった。

こたつの保有率が高い都道府県ランキング -"北海道"の意外な順位とは……?





人間は、体から熱を放熱しており、それが多すぎると、体温を失い、死んでしまう。衣服をつけるのは、その放熱を抑えることで、体温を維持するためだ。暖房するのは、部屋を暖めることで放熱を抑え、体温を一定に保つためなのだ。

こたつは、採暖のための機器であって、暖房のためのではない。断熱・気密の低い家の寒い部屋で、下半身を温めることで、体温を保っている。しかし、部屋が寒いので、上半身からの放熱は止まらない。このとき、体の中では、下半身で温められた血液が上半身に送られ、そこで上半身に熱を伝え、再び下半身で温められる。このくり返しなのだが、心臓や血管に大きな負担を与え、健康によくないのだ。

寒い北海道はもっとも寒いⅠ地域であり、そこの住宅は、そもそも断熱・気密がきちっと図られており、こたつなんて必要としない。43位の秋田県はつぎに寒いⅡ地域にある(西方里見さんのいるところw)。こたつが多いのは、もう少し暖かいⅢ~Ⅳ地域。さすがに、より暖かいⅤ地域(和歌山県・高知県・鹿児島県など)は上位にはないし、もっとも暖かいⅥ地域の沖縄は最下位だ。

日本の住宅は、地震大国なので耐震性能は高いが、温熱性能は先進国ではもっとも低い。窓の性能なんて韓国や中国より悪いのだ。そして、暖房に使うエネルギーも先進国ではいちばん少ない。しかし、それは、国民の多くがエコに目覚めているからではない。断熱・気密性能の低い家に住み、暖房せずに採暖でガマンしているからなのだ。


posted by 王子のきつね at 19:00| Comment(0) | 考察など | 更新情報をチェックする
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