2014年03月26日

坂茂さんにブリツカー賞

坂茂さんを知ったのは放送大学「新しい住宅の世界」でだ。

 「建築のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー建築賞の今年の受賞者に、仏北東部のポンピドーセンター分館の設計や災害被災地での支援活動で知られる、建築家で京都造形芸術大教授の坂茂(ばんしげる)さん(56)が決まった。主催する米ハイアット財団が24日(日本時間25日)、発表した。賞金は10万ドル(約1千万円)で、授賞式は6月13日にアムステルダムで開かれる。

 日本人の受賞は昨年の伊東豊雄さんに続き7人目。個人住宅から文化施設まで、美しく革新的な作品を手がける一方、世界中の天災などの被害者のために住宅などを提供。「建築界でもまれな存在」と評価された。

 坂さんは「最後までやり遂げた後の賞だと思っていたので、本当に驚いています。今までやってきたことを続けろという意味と考え、おごらず流されずにやりたい」と話した。

 仏メッス市のポンピドー分館では木造で波打つ大屋根を、独ハノーバー万博の日本館では紙の管で大空間を造るなど、斬新な素材と構造による表現で知られる。一方で、阪神大震災や欧米、アジアの被災地で紙管の仮設住宅などを手がけ、東日本大震災後には宮城県女川町でコンテナによる2~3階建ての仮設住宅などを実現。「疲れを知らない建築家」と評された。

 これまでに東京・銀座のニコラス・G・ハイエックセンターに対する日本建築学会賞や芸術選奨文部科学大臣賞などを受けている。(編集委員・大西若人)

坂茂さんにプリツカー賞 「疲れを知らない建築家」

坂さんといえば「紙管」なんだけど、オイラは「コンテナ仮設住宅」がすばらしいと思う。

仮設住宅と言えば質素なプレハブ平屋建てが頭に浮かびますが、女川町の仮設住宅はなんと3階建てです。

3階建てになった理由は、町に十分な平地がなく町民が暮らす仮設住宅が建設できないためでした。従来の平屋スタイルではなく、輸送用コンテナをひとつおきに設置し、市松模様になるよう積み立てて建設された住宅は、コンテナ内に寝室、バス、トイレを設置し、コンテナとコンテナの間にできたスペースは開放的なLDK空間になっています。

優れた耐震性、断熱性、遮音性、耐火性能を確保できる高機能なこの仮設住宅は、「仮設」という言葉が似合わないほどとてもおしゃれ。外観はピンクとライトブルーに塗装され、シンプルで清潔感があります。室内は、集まった義援金を使い、ボランティアの方が作った温かみのある家具や収納が設置されています。

また、3階建てにしたことによってできたスペースを有効に使い、駐車場、集会所、それから日本画家・千住博氏寄贈のアトリエ、坂本龍一氏寄贈のマーケットもあり、人と人とのつながりを形成しやすい周辺環境も充実しています。さらに、仮設住宅としての役目を終えたあとはアパートとして使用することも可能だそうですよ。

【被災地の今+】宮城県女川町の仮設住宅がとってもおしゃれで機能的

坂茂建築設計の「東日本大地震 津波 支援プロジェクト」全体の説明はコチラで…。

東日本大地震 津波 支援プロジェクト

コンテナ仮設住宅だったら、あらかじめつくって保管できるので、災害発生後、用地が確保できたら最短で住めるようになる。2~3階建てにできるから、用地は狭くても可能。しかも、カッコよく、住み心地も良い。まあ、プレハブ建築協会とかの利権があるから、実現がむずかしいけど、仮設住宅の標準にすればよいだろう。


posted by 王子のきつね at 19:00| Comment(0) | 考察など | 更新情報をチェックする
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