2014年08月01日

建築にかんする放送大学の講義

2014年度 第1学期

専門科目 生活と福祉コース
住まい論('10)
新しい住宅の世界('13)

専門科目 社会と産業コース
環境デザイン論('09)
都市・建築の環境とエネルギー('14)

「住まい論('10)」は、5人の講師による伝統・文化、家族・地域社会、集住、環境共生にかんする考です。畑聰一さんは、乾燥地域の中庭型住居と湿潤地域の外庭型住居(含む日本)と比較します。本間博文さんは、日・韓・中の住居のちがいとそれぞれの伝統・文化との関係について論じます。横山俊祐さんは、家族・地域社会と住居の関係について論じます。大月敏雄さんは集住体について論じます。小玉祐一郎さんは住宅と環境との関係を論じます。

オイラ的には、本間さんと大月さんの講義がオススメです。本間さんは、同じ東アジアにあるのに、日本・中国・韓国の住居がいかにちがっているかがわかり、それぞれの文化のちがいがどのように住居に反映されているかがわかって、オモシロイです。小玉さんは、めっちゃ期待してたんですが、具体的な住居はあまり紹介されないので、ちょっと肩すかしでした。


「新しい住宅の世界('13)」は、建築家の難波和彦さんが、現代の住宅についてさまざまな切り口で紹介してくれます。紹介される建てもの自体もオモシロイのですが、登場する建築家がたいへん魅力的な人たちなので、その対談もオモシロイです。


「環境デザイン論('09)」は、環境とありますが、エコロジーであつかういわゆる「環境」ではありません。人間の外側にあり、人間に影響を与える、外部要因としての環境です。また、住宅はまったく登場しません。しかし、仙田満さんは、子どもが遊びやすい空間をデザインする建築家で、紹介される保育園や博物館やアミューズメント施設がひじょうに魅力的です。よくハコモノは税金のムダづかいと批判されますが、彼が設計したハコモノは、僻地にあっても、来客が多く、そのほとんどがリピート客なので、そこが見どころです。


「都市・建築の環境とエネルギー('14)」は今年度開講された講義です。地球環境・都市環境・室内環境に対して、「建築外部環境」という概念にスポットを当てます。これは、建物外部空間に形成される気候であり、道路、建物の屋根・壁、塀、樹木など土地被覆を構成する基本単位で、景観や微気候を形成します。第1~7回の講義では、ヒートアイランド現象やエネルギー施設を通して、熱環境とエネルギーについて考えます。第8・9回の講義では、エクセルギーという概念を通して、人間と環境のかかわりについて理解を深める。第10~15回の講義では、建築外部空間に着目し、街づくりの基本的な考え方と設計規範を考えます。

オイラ的には、『エクセルギーと環境の理論』の著者であり、東京都市大学教授の宿谷昌則さんの講義(8回と9回)は楽しみです。ちなみに、主任講師の梅干野晁さんの氏名は「ほやのあきら」と読みます。


posted by 王子のきつね at 00:00| Comment(0) | 書籍・ソフト・メディア | 更新情報をチェックする
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