2014年05月09日

夏は熊谷で冬は銚子の東京

ヒートアイランド現象は悪いことばかりじゃないという話をする。w

東京・熊谷・銚子の2013年4月から2014年3月までの月平均気温をグラフ化してみた。

月平均気温(℃)


東京の月平均気温は、5月から8月までは熊谷と同じように推移し、10月から翌年の3月までは銚子と同じように推移している。

東京は、夏は熊谷で、秋・冬は銚子なのだ。

関東地方で、熊谷は内陸性の気候、銚子は海洋性の気候を代表している。熊谷は、夏暑く、冬寒い。銚子は、夏涼しく、冬暖かい。東京は、夏は内陸性気候で暑く、冬は海洋性気候で暖かいのだ。

この原因と考えられるのは、ヒートアイランド現象である。東京は、コンクリートの建造物とアスファルトの道路で覆われており、どちらも蓄熱量が大きい。そのため、熱が吸収されると、なかなか冷めない。これがヒートアイランド現象の原因である。

ところが、蓄熱量の大きさからいうと、いちばん大きいのは水であり、コンクリートの倍もある。水は、河川や湖沼のような陸水よりも、海水の方が圧倒的に多い。圧倒的に多いので、夏は、なかなか暖まらず、涼しくなる。冬は、なかなか冷めずに、暖かくなる。銚子は、海に囲まれているため、夏涼しく、冬暖かい。熊谷は、海から遠いので、夏は暑くなり、冬は寒くなる。東京は、蓄熱量が中途半端なので、夏はすぐに暖まって暑くなり(しかもなかなか冷めない)、冬はなかなか冷めずに暖かい(これには日射量も関係していると思う)。

一般的に、ヒートアイランド現象は、都市の環境を悪化させ、住みにくくしている、と言われている。しかし、それは夏の話で、冬は、気温の低下を防ぎ、人間にとって住みやすい環境をつくっているのだ。

この話は、放送大学の「都市・建築の環境とエネルギー('14)」の第3回講義「都市気候とヒートアイランド」で聴いた。

都市・建築の環境とエネルギー('14)

ただし、梅干野晁さんは「住みやすい」などとは言っていないので、あくまでオイラの判断だ。しかし、ヒートアイランド現象は、夏よりも冬、日中よりも夜間の方が影響が大きい、とは言っていた。

環境問題って、複雑で奥が深いな。(爆)


posted by 王子のきつね at 20:00| Comment(0) | 考察など | 更新情報をチェックする
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